2006-02-08

SF漫画: 市川裕文, 混淆世界ボルドー

ver.1.0 2006-02-08
ver.2.0 2008-03-20 (「追記1」を追加。)
ver.3.0 2008-03-20 (「追記1」に情報を追加。)
ver.4.0 2009-03-23 (「追記2」を追加。)
ver.5.0 2009-08-03 (「追記3」を追加。)
ver.6.0 2010-03-17 (「追記4」を追加。)


関連記事
・2010-10-19 SF漫画: 市川裕文, 「混淆世界ボルドー」の1巻と2巻の復刊が決定され、既に販売開始されています



15年前後まえに廃刊になった雑誌「B-CLUB第15号」1987年1月31日より一部分を転載しました。この雑誌や、絶版のコミックス「混淆世界ボルドー 一巻・二巻」を手に入れることはほぼ不可能と思われますし、現在では非常に貴重な資料ですので転載してもいいだろうと判断しました。問題があったら削除します。画像をクリックすると原寸になりますが、画質はかなり落としています。著作権は「市川裕文」氏にあります。



19年前に買った雑誌「B-CLUB第15号」を長い間どうしても捨てられなかったのですが、それは「混淆世界ボルドー」というアメコミ風のコミックスの第三回が掲載されていたからです。「混淆世界ボルドー」という不思議な名前もずっと頭にこびりついていて忘れたことはありませんでした。(本当のことですよ。)多分それは第三回しか見ていなくて前後のストーリーを知ることがなかったからというのもありますが、出てくるメカやロボットのデザインが気に入っていたからだと思います。(雑誌はプラモデル屋の古い在庫を買いました。当時すでに前後の号を手に入れられませんでした。)
以後19年間の間、作者の「市川裕文」氏の他のコミックスも目にしたことは無く、長らく謎の人でしたが、200Xのミクロマンのデザインをした人だということを某所で知りました。




「ミクロマンパーフェクトワークス」を読んで判明した市川裕文氏の手がけたデザインは以下の物のようです

・2003 ミクロフォース原案
・ミクロフォース発展案
・女性素体原案
・ミクロレディ ダイアン
・ミクロレディ シナ
・アクロヴィーナのデザイン案
(どうしてこの形で製品化してくれなかったのか!!
このデザイン画の通りのリメイクされたヴィーナ2の発売を希望!!)
・アクロディータのデザイン案
・着ぐるミクロマン ケン
・着ぐるミクロマン ビリー
・着ぐるミクロマン ハロルド
・着ぐるミクロマン ヴィクトル
・着ぐるミクロマン ウォルターキム
(この5人は大好きなんです!価格が高いので2セット目は買う気になりませんが、
ミクロマンだけの5体セットを発売して欲しいです。)

「ミクロマン2006 アサシンフォース」と「ミクロマン2006 アクロイヤーXADO」の次の、まだ企画していない商品は、是非とも市川裕文氏のデザインを再び採用して欲しいと思ってます。市川裕文氏がデザインしたミクロマンが欲しいです!例えば「ミクロマン2004が立ち上がる際にイメージスケッチとして提案されたもの」とか。



コミックスを全部読みたい方は、
復刊ドットコム
「混淆世界ボルドー(1~2巻)(市川裕文) 復刊リクエスト投票」
で投票してください。あとたった27票で交渉が開始されるかも知れません。


追記1 2008-03-20
情報提供 : わるでがるど氏
BーCLUB以前に月刊ホビージャパン増刊雑誌「MarkⅡ」にて「混淆世界ボルドー」が企画書の状態で掲載されており、それがおそらく市川先生の実質的なデビュー作です。
「MarkⅡ」はたった2号が出版されただけで廃刊になりました。
「混淆世界ボルドー」は元々「MarkⅡ」での連載用企画として編集部が募集をかけていたもので、見事採用されたのが「混淆世界ボルドー」だったのです。
なお、サイバーコミック版「混淆世界ボルドー」はB-CLUB版のリメイクなので注意してください。


追記2 2009-03-23
情報提供 : Sweetさん
バンダイが刊行した第1回人材企画作品集「フレッシュブレイン」(昭和60年刊)中の市川氏が投稿した一連の企画案の中で、「混淆世界ボルドー」の主役ロボットのブランゼラーのイラストが「今いちばん新しいアイデア」として掲載されています。
他の変形玩具や戦隊モノの巨大ロボ風メカ等のプレゼン用イラストも、やはり80年後半アニメの影響が強く出ており、案外こちらが「当時の本来の画風」だったのかも知れませんね。
この本には他にもSSDガンダム外伝 騎士ガンダム物語の桧山智幸氏、漫画家永久保貴一氏らがアマチュア投稿者として名を連ねています。


追記3 2009-08-03
情報提供 : 鋼Gさん
コミックDINE2と3に外伝の1話と2話が掲載された。外伝1話のあとがきで、「外伝の話数をもう少し書けば、単行本2巻までに収録できていない連載分が単行本になる」と書かれていたが、DYNE誌はそのまま消滅してしまった。


追記4 2010-03-17
■ブログ・俺的事象考察 >2010-02-22 「これ面白い!」
記事の前半はゲームのPS3版「Borderlands」について書かれていますが、記事の後半は「混淆世界ボルドー」について書かれています。





Commented by N@K at 2006-02-08 09:08
『混淆世界ボルドー』、渋いですね。
アメコミテイストによる画から発せられる威圧感というか迫力というか。
私も続きが読みたくなりました。
で、探したのですが、楽天フリマで売ってますよ。1-2巻揃いで¥1200です。

Commented by peregrine_falcon at 2006-02-08 12:52
>N@K氏
>楽天フリマで売ってますよ。
ホントだw
これ表紙絵が全然違いますね。転載元の人間の絵は、
こんなアニメっぽい絵じゃないです。
このコミックスはB-CLUBの廃刊後に、別の雑誌に連載されたものかも
知れません。
私は『混淆世界ボルドー』が、古本屋や新古本で売っているのを
一度も見たことないんですよ。

Commented by 未来都市行 at 2006-02-09 16:52
こんにちは、未来都市行です。ブログコメントありがとうございます。
ぜひ、ブログの紹介よろしくお願いいたします。しかしこのBOLDORというイラストの色が見てみたいです。インパクト十分ですね。

Commented by peregrine_falcon at 2006-02-09 17:36
>未来都市行 氏
イラストでは無くてコミック(漫画)なんですよ。
『More つづきを見る』を押してみてください。
文中に下線のあるものは全部リンクが貼ってあります。
私の持っている『混淆世界ボルドー』の第三回は白黒です。
漫画は基本的に白黒ですね。
バンダイの「サイバーコミックス」で連載されていたという、
おそらく続編の『混淆世界ボルドー』も一部分を除いて白黒だと思いますよ。

「楽天フリマ 混淆世界ボルドー 全2巻」カラー表紙絵
http://item.furima.rakuten.co.jp/item/44202587/

上の私のレスにもありますが、
絵がアメコミ風からアニメっぽく変化してしまっています。
Commented by hajime_kuri at 2006-02-09 19:14 x
これはいいよね。アメコミというか、フランスのコミックスの香りがしますよ。あの「メタル・ユルラン」(Heavy Metal誌のオリジナルであるフランス版)のメビウスの感覚。

Commented by peregrine_falcon at 2006-02-09 19:42
>hajime_kuri氏
実はこの投稿はhajime_kuri氏のためにやったものでした。
メビウスのコミックはSTARLOGに掲載されていたものならありますよ。
「Metal Herlant」もSTARLOGで知りました。
映画「時の支配者」は当時見に行きたかったのですが、
銀座の映画館で短期間だけ上映されていました。
「時の支配者」はDVDが発売されています。

Commented by rock54 at 2006-02-10 11:19
■はじめまして
アニメ化された超磁力シリーズのミクロマンの多くは市川氏のデザインですよ。
ロボットマンエースなんかボルドーの主役ブリィそっくりだと話題になりました(^^;

Commented by peregrine_falcon at 2006-02-10 14:34
>rock54氏
いらっしゃいませ。
「ミクログ」の方ですね。以前一回行ったことがあります。

>~多くは市川氏のデザインですよ。
ふむふむ。平成ミクロは電ホの紹介記事で見ていましたが、
欲しくなかったので買いませんでした。
最近方々のファンサイトやブログなどで見かけて、可動範囲が狭いながら、
結構魅力のある商品だったのだなと思ってます。

「ミクロ博物館 ロボットマンエース」
http://www5b.biglobe.ne.jp/~bass44/MicroMuseum/
Heisei/Heisei.htm

なるほどなるほど。

Commented by わるでがるど at 2008-03-19 17:38
はじめまして
市川先生のボルドーに釣られてきました。
マメ知識的な情報ではありますがBーCLUB以前に、
ホビージャパン増刊雑誌「MarkⅡ」にてボルドーが企画書の状態で
掲載されており、おそらく市川先生の実質的なデビュー作です。

Commented by peregrine_falcon at 2008-03-20 01:16
>わるでがるど氏
いらしゃいませ。
>ホビージャパン増刊雑誌「MarkⅡ」
当時見かけたことがありません。
今となっては超入手困難そうな雑誌ですね。
情報ありがとうございます。この投稿に付け足しておきます。

Commented by わるでがるど at 2008-03-20 02:08
追記 
たった2号で廃刊になった雑誌ですから存在を知っている人は少ないと思われます。
元々「MarkⅡ」での連載用企画として編集部が募集をかけて
見事、採用されたのがボルドーだったのです。

なお、サイバーコミック版はB-CLUB版のリメイクなので注意してください

Commented by peregrine_falcon at 2008-03-20 13:28
>わるでがるど氏
詳細情報どうもありがとうございます。投稿に付け足しておきました。
この私のブログは永久に存在しないので(将来何らかの事情で閉鎖する可能性はゼロではないです。)、わるでがるど氏が「市川裕文」または「混沌世界ボルドー」でWikipediaの項目を作ったらどうでしょうか?

Commented by Sweet at 2009-03-23 01:37
ボルドー関連の検索で来ました。
ホビージャパン増刊雑誌「MarkⅡ」がいつ刊行されたものか判らないのですが(HJ本誌を買っていたので本の存在自体は知っていました)、バンダイが刊行した第1回人材企画作品集「フレッシュブレイン」(昭和60年刊)中に、市川氏が投稿した一連の企画案の中で、ブランゼラーのイラストが「今いちばん新しいアイデア」として掲載されています。
他の変形玩具や戦隊モノの巨大ロボ風メカ等のプレゼン用イラストも、やはり80年後半アニメの影響が強く出ており、案外こちらが「当時の本来の画風」だったのかも知れませんね。
(B-CLUBで連載が始まった時は、その画風の違いに驚かされました)

この本には他にもSSDガンダム外伝 騎士ガンダム物語の桧山智幸氏、漫画家永久保貴一氏らがアマチュア投稿者として名を連ねています。

Commented by peregrine_falcon at 2009-03-23 10:02
>Sweetさん
おそらくネット上に情報が少ないからだと思うのですが、このブログで「市川裕文」と「混淆世界ボルドー」の検索ワードで飛んで来る人は常にブログの簡易検索ワードランキングの上位にあるんです。
ブランゼラー・ドミニオンは混淆世界ボルドーの主役のロボットの名前ですね。投稿に「フレッシュブレイン」の情報を追加しました。

Commented by 鋼G at 2009-08-03 11:06
こんにちは、1巻、2巻と、コミックDYNE2、3に掲載された外伝の1、2話は持っております。外伝1話のあとがきで、外伝の話数をもう少し書けば、単行本2巻までに収録できていない連載分が単行本になる、と書かれていて期待していたのですが、DYNE誌はそのまま消滅してしまいましたね。。。 東京池袋の同人誌即売会で偶然ブースが隣り合い、トランスフォーマーネタの委託本を扱っていたため、御挨拶した際にトランスフォーマーについてかなり詳しく語っておられたのが強烈に印象に残っています(確か販売していた同人誌もトランスフォーマー本だったと記憶しています)。

Commented by peregrine_falcon at 2009-08-03 12:42
>鋼Gさん
「混淆世界ボルドー」って密かに人気ありますね。
「MEDIA COMIX DYN」って「月刊コミック電撃大王」の前身のうちのひとつでもある。とwikipediaに書いてありました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/MEDIA_COMIX_DYNE
「月刊COMIC リュウ」なら続編の連載をさせてくれそうですね。

Commented by xlr25000 at 2010-10-19 20:17
はじめまして、コチラのブログから復刊ドットコムに「混淆世界ボルドー」のリクエストをさせて頂いた者です。
復刊が決まった知らせを受けて一言「ありがとう」と言わせてください。

Commented by peregrine_falcon at 2010-10-19 20:19
>xlr25000さん 「混淆世界ボルドー」の復刊が決まったのですか。良かったですね。発売されたら俺は必ず買いますよ。

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